アトピー素因のある児における早期摂取の意義が注目されるようになっています。
ピーナッツ(LEAPスタディ)や鶏卵(PETIT スタディ)をちょっとずつ
食べている児は、それらのアレルギーになりにくいというデータを紹介
したことがあるかと思います。
牛乳についても昨年生後1ヶ月から普通粉ミルク10mL以上を摂取していると
、アレルギーが予防できるというSPADEスタディが出されています。
ただし、牛乳については少々複雑なようです。
生後3日以内に粉ミルク(普通人工乳)を与えていると、むしろ牛乳アレルギー
になりやすいという報告も出ているのです。
「生後3日以内には粉ミルクを与えない」
「もし、生後3日以内に粉ミルクを与えた場合は、そのまま少量でもいいから
与え続ける」
という方針が良いようです。