夏休みも真っ盛りです。当院では連日幼稚園児や小学生の食物経口負荷試験(以下、負荷試験)が続いており、既に8月の予約はほぼ一杯です。特に小学生は学校を休むことが簡単ではないので、夏休み中に負荷試験を済ませておきたいわけです。
負荷試験を行う目的として最も多いのは、これまで除去してきた食品を解除しようという場合です。母親としては、なかなか自宅での解除には踏み切れないものがありますし、時には危険な行為ともなり得ます。我々としては少しでも食物アレルギー児やその保護者の手助けができればという気持ちです。
来年度(平成21年4月)からは、いよいよ静岡県においても「学校生活管理指導表(アレルギー疾患用)」が導入される予定です。この管理指導表の記載に際しても、食物アレルギーの診断根拠として「食物負荷試験陽性」を重視しています。今後はさらに負荷試験の必要性が増していくものと考えられます。
*2008/9/1 が参考になります