アレルギー専門医は必ず目標をもってアトピー性皮膚炎の治療を行っています。ただやみくもに投薬しているわけではありません。
乳児期早期のアトピーであれば、経皮感作による食物アレルギーの発症を予防しなければなりません。ただ皮膚がつるつるになればそれで良いというものではないのです。
そして、全年齢のアトピーで言えることですが、一応、保湿するだけできれいな皮膚を保てる状態になることを目指します。そのためのプロアクティブ療法なのです。
「もうステロイドは必要ないのではないか?」と思われるかもしれませんが、全てはステロイドを止めるための戦略だと理解して下さい。