気管支喘息(以下、ぜんそく)は、患者さんにとってとても良い時代になりました。
発作を繰り返して困っているというお子さんは、ほとんど見かけません。
これこそ理想の状況のように見えます。
もちろん、全てが解決しているわけではありません。
「小さなお子さんのぜんそくをどのように診断するか?」
「いつまで治療を続けるのか?」
「本当に治っているのか?」
「長期的な予後はどうなのか?」
等々、他にも多くの問題点が残されています。
しかし、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎と比べれば、
患者さんにとってわかりやすい病気になってきているのかな? そんな風に見えるのです。