見立てが悪いと、それも症状が出やすくなる原因となり得るでしょう。
つまり、治る見込みがないような症例に対して、杓子定規な増量を試みたり
したら、当然症状が誘発される確率は高くなるわけです。
「寛解は期待できないかもしれないが、誤食によるアナフィラキシーを
予防する目的で少し食べさせておきたい」という症例があるということです。
そのような例においては、絶対に症状が出ないと思われる安全量を静かに
維持するという戦略が求められます。
たくさん食べられるようになってもらいたい気持ちは当然ある訳ですが、
限界を見定めてあげることも重要なのでは?
まずは、安全第一です。
興味深いのは、こういう方針をとっていると、思いの外閾値が上がりやすいのです。
やはり症状を出さないことなんでしょうか・・・・・・。