最も注意すべきことは、喘息をもつお子さんに対して決して「運動を制限しなさい。」と言ってはならないということです。自由に運動できるようになるまで治療を行うことが重要であり、このことは教育関係者の方にもぜひ認識しておいてもらいたいです。もちろん喘息発作が出て不安定な状態であれば運動を控えなければならないのは当然です。何度も言いますが、「運動をしてはいけません!!」ではなくて、「運動ができるように治療してあげる」ことが大切です。これは特に思春期のお子さんにとっては、肉体的ばかりではなく精神的にも重要なことです。