「入口」と「出口」のまとめです。
第一には、食物アレルギーにならないように努めること。
赤ちゃんのアトピー性皮膚炎を徹底的に治療すること。
生後2-3か月までに治療を開始することが必須となります。
「食物アレルギーになってしまった」という場合は、なるべく早い段階で
食物経口負荷試験(以下、負荷試験)を実施し、微量でも構わないので食べ始めることを
考えるべきです。もちろん、医師の指導の下で・・・・・。
食べる気が無いのなら、食べたいと思わないのなら、除去続行も一つの選択肢だとは思います。
それを否定はしません。ただ、本当に食べたいのであれば、できる限り低年齢からが良いようにみえます。
あくまでも、「良いようにみえます」です。根拠なんかありません。
「あれ、負荷試験の話はどこへいっちゃったの?」とお思いになるかもしれません。
そう、以上の話が食物アレルギー診療の大筋なのであり、負荷試験というのはその一部に過ぎないということです。
”負荷試験を点ではなく線でとらえましょう”
あくまでも、私の診療の話なので悪しからず。