就学時健康診断の時期となっています。アレルギー疾患の中でも重症の食物アレルギー児が入学予定となっている場合、学校側にやや緊張が走るようです。
「本当に受け入れ可能だろうか?」、「給食を提供できるのか?」、「同じ教室で他の児と一緒に食べさせて大丈夫だろうか?」などの不安があるようです。なぜ不安になるのかを考えた場合、やはり知識や理解が不十分なためにそのような気持ちが強まってしまうのではないでしょうか。
私が教育関係者の方々に強調したいのは、まずは食物アレルギーという疾患をしっかと理解していただきたいということです。勉強もしないで、「わからない」、「恐い」では、子供たちや保護者も納得しません。食物アレルギーとはどんな疾患か、食物アレルギー児やその保護者がどんな思いで生活しているのかを知ろうと努力すべきでしょう。大人が勉強しなければ、子供も勉強しません!!