スギ花粉症は日本で最も多い花粉症で、国民の約15-20%が悩んでいると推定されています。毎年2月の半ばを過ぎるとスギ花粉の大量飛散が始まり、患者さんたちは、くしゃみ・鼻水・鼻づまり、目のかゆみなどの症状に苦しみます。
また、成人の患者さんは、「熱っぽくて身体がだるい。頭が痛い。」などの全身症状もよく訴えます。あいにく、いったん発症したスギ花粉症は自然に治ることは非常に少ないとされており、患者さんは毎年のように憂鬱な症状に悩まされることになります。
さて、我が静岡県における今春のスギ花粉飛散量はどのように予想されるでしょうか。県森林・林業研究センターは1月6日、今春のスギ花粉飛散量の見通しを「多い」と発表しました。「非常に多い」年だった平成17年春と比較すれば7割程度だが、平年の1.3倍、昨年の2.5倍の飛散量が見込まれるとのことです。早めの予防対策が必要かと思われます。