週末は東京で気管支喘息に関する研究会でした。
私もプライマリケア医の立場から講演させていただきました。
今回のテーマは、次回の小児気管支喘息治療・管理ガイドライン(JPGL)の方向性についてです。
現在のJPGLは“GOBSAT;(Good Old Boys Sitting Around the Table)”であるが、今後は、“Evidence-based”、すなわち「臨床上の疑問の明確化(Question)」→「エビデンスの検索・評価(Evidence)」→「推奨度の決定(Recommendation)」という流れに移行し、最終的には“Evidence-based consensus”が目指されているとのことです。
“GOBSAT;(Good Old Boys Sitting Around the Table)”は「ゴブサット」と読むようですが、要するに、限られた専門家の意見を集約したものということです。
しかし、専門家等の偉い人が集まりガイドラインを策定した場合、専門家の意見は確かに有用であるのかもしれないが、常にGoodとは限らないであろうと・・・。時にはBad boyとなるかもしれないということです。
世界の気管支喘息のガイドラインの多くがEvidence-basedになってきているとのこと。
JPGLもその方向性を目指しており、2017年の発刊が目標のようです。