成育医療研究センターから、retrospectiveではありますが、乳児の湿疹に対する早期の
徹底した抗炎症治療の重要性を示唆する研究結果が報告されました。
(Miyaji Y, Ohya Y, et al. J Allergy Clin Immunol Pract. 2020 May;8(5):1721-1724.)
湿疹が出現してから、ステロイド外用薬による寛解導入およびプロアクティブ療法による
寛解維持を実施するまでの期間が長いと、食物アレルギーの発症リスクが上昇する
可能性がある、という内容です。
やはり、離乳食前が勝負だと思われますし、できれば生後2-3か月までには徹底した治療介入
を開始したいものです。 もちろん、生後何か月で発症するかにもよりますが・・・・・。