ということで、下記の2つのいずれかの方法を選択するということになります。
A)新生児期からの徹底的なスキンケア+早期摂取
B)生後2-3ヵ月までに開始された徹底的な寛解導入+プロアクティブ療法+早期摂取
A)だと、食物アレルゲンの経皮感作予防のパワーが不十分であるように感じます。
「保湿剤を塗っていて、皮膚の見た目がきれいであるけれど、卵アレルギーになってしまった」
という患者さんが後を絶たないからです。
もちろん、そういう患者さんたちも、早めに鶏卵を摂取していれば、それなりに食べ進めることは
可能であったかもしれません。しかし、私はできる限り「感作が少ない方が良い」という考え方です。
要するに、血液検査の卵白特異的IgE値が陽性とならない方が良いということです。
感作というできごとを通して、アレルギーが本格化していくのではないかと感じるのです。