アトピー性皮膚炎の患者さんは、皮膚のバリア機能が低下しているため、夏でも皮膚が乾燥傾向に陥りやすいと思われます。また、プールに入ったり、シャワーを浴びたりする機会が多いので、皮脂を失いやすいでしょう。
「保湿剤=皮膚の保護」と考えるとわかりやすいかと思います。夏でも皮膚を保護しなければいけないわけです。「シャワーを浴びたら塗る」ということが望ましいですから、もしかしたら冬と変わらないくらいの塗布回数が必要になるかもしれません。ただし、ローションタイプの製品を使用した方がベタベタしないので子どもに受け入れやすいでしょう。