14日の日曜日は東京で食物アレルギー研究会が開催されました。私は通算4回目の発表でした。
食物経口負荷試験(以下、負荷試験)の方法として、いくつかのオプションがあっても良いのではないか? という話をさせていただきました。
負荷試験は、普通は、30分毎とかに少しずつ増量して数回摂取させるわけですが、今回私は1回食べさせるだけの「単回負荷」について報告しました。
無理のない量を1回負荷するだけで終了です。
無症状でも追加の負荷は実施しません。
「閾値(いきち)」(その患者さんが症状が出はじめる量)を確認しないのは危険じゃないか? という意見もあるかもしれませんが、これまでの負荷試験の経験を生かせば、管理していくことは可能です。
検査と言えども、「できるかぎりアナフィラキシーを起こさない」を重視しているということです。