ステロイド内服薬があまり推奨されない理由は何か?
While systemic CS can lead to rapid clearing of AD, their side-effect profile and
the riskof severe rebound flaresafter discontinuation limit their use.
(J Allergy Clin Immunol Pract 2013; 1:142–51.)
” severe rebound(激しいリバウンド)”と書かれています。
実際、ステロイド内服薬を使用していた患者さんは訴えます。
「内服を中止すると一気に皮膚の赤みや痒みが悪化し耐えがたい」
と・・・・・・・・・。
そもそも、ステロイド内服薬で苔癬化病変や痒疹などの頑固な皮膚症状が
改善するのでしょうか? ほとんど効果がないのでは?
ステロイド内服薬は、紅斑(赤み)や痒みにはそれなりの効果を有する
のかもしれませんが、すでに出来上がった湿疹に対しては期待するほど
の効果がないような気がします。
あくまでも緊急避難的な役割ということでしょうか。
まあ、何度も言いますが、私はアトピー性皮膚炎の治療にステロイド内服薬を
使用するつもりはありません。