以前は、小さな子どものスギ花粉症は少ないと考えられていました。しかし、最近ではスギ花粉症の発症が低年齢化しており、2~3歳の幼児でもみられるようになりました。中には、1歳くらいで発症するケースもあります。花粉を浴びてから実際に発症するまでにある程度の期間が必要なので、このようなケースの場合は生まれた直後から花粉を浴びてその影響を受けていたことになります。
さて、お子さんのどのような症状に注意すればよいのでしょうか。2~3月頃の春先に、透明な鼻水がいつまでも続く、目や鼻を痒がってこするなどの症状があればスギ花粉症の可能性があります。医療機関に相談してみて下さい。小さなお子さんの場合は、自分で症状をうまく伝えることは不可能です。周囲の大人が注意して観察してあげるしかないでしょう。