まず思い浮かぶのは、「オノン®」でしょうか。
眠気その他の副作用が少なく使用しやすい薬です。
内服薬だけでは十分に症状が改善しない場合は、鼻噴霧用ステロイド薬を併用します。過去の製剤と違って、全身性の副作用が出にくくなっています。
大切なのは、医師に指示された量・回数を毎日続けることです。鼻がつまった時だけ使用している患者さんがいますが、間違った使用法です。
最近では、抗ヒスタミン薬である「アレグラ®」に塩酸プソイドエフェドリンという鼻づまり症状に効果のある薬を追加した配合剤である「ディレグラ配合錠®」も選択肢に入ります。ただし、12歳以上でないと処方できません。また、錠剤の大きさがでかい、空腹時に内服すべきである、長期連用の安全性はどうなのか? などの問題はあります。