久光製薬から、花粉やハウスダストによるくしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの症状に効果がある、鼻炎薬「アレグラFX」が発売されました。サノフィが製造販売する医療用の「アレグラ錠60mg」を一般用に転用したもので、このような薬剤をスイッチOTCと呼んだりします。
スイッチOTCとは、医師の処方箋が必要であった医療用医薬品を、薬局で処方箋なしで買える一般用医薬品(市販薬)に切り替えた(スイッチした)薬で、OTCは薬局のカウンター越し(over the counter)に購入できるという意味です。最近では、ザジテンやアレジオンなどの抗ヒスタミン薬もスイッチOTC化されました。
スイッチOTCの登場は、従来の普通の市販薬より効き目のある医薬品を薬局等で気軽に入手できるようになるというメリットがありますが、安全性を確保するためには、適正に使用(服用)するように心掛けることが重要です。
花粉症シーズンを前にして、大型スーパー内の薬局に目を向けると、紫色のパッケージがどっさりと並べられていました。