赤ちゃんがアトピー性皮膚炎になると食物アレルギーを初めとしたアレルギー性疾患になりやすいとされており、早期からの対応が重要となります。
しかし、生後4~5か月に受診したアトピー性皮膚炎の赤ちゃんをみていると、すでに食物アレルゲンに感作されていることがほとんどなのです。あっという間に食物アレルギー予備軍になってしまうということです。より早い時期からの対応が必要なようです。
生後まもない時期から保湿剤を塗り続けることでアトピー性皮膚炎の発症を3割減らすことができるという研究結果があります。今後の戦略としては、アトピー性皮膚炎の赤ちゃんをどう治療するか?ではなく、ずばり、“アトピー性皮膚炎にならないようにするにはどうすれば良いか?”なんだと思います。