昨日のブログの最後で、”血清TARC値は一気に下げる” ことが治療のコツであることとを書きました。
この発言自体は私の経験に基づく印象に過ぎず、何の科学的根拠もありません。
ただ、これまでの治療に成功した例をふり返ってみると、治療開始初期の強力な抗炎症療法に
より、TARCは一気に低下するパターンをとっていたのです。
ラジオNIKKEI「マルホ皮膚科セミナー」2020年4月20日放送分にて
広島大学皮膚科の田中暁生先生がdataを提示して下さっております。
予後良好の患者さん(1年後のTARC値が低い患者さん)は、すでに治療1 か月後
くらいにはTARC 値が低い傾向にありました。
やはり、速やかな皮疹の改善が重要みたいです。