大袈裟なタイトルになってしまいました(汗)。
デュピルマブ、経口JAK阻害薬、シクロスポリンなどの
アトピー性皮膚炎全身療法薬に共通する強みは何かと言えば、
やはり「強力にかゆみを抑えること」だと思います。
最も患者さんに喜ばれる効果であるはずです。
それが故に、軟膏(ステロイド)を塗らなくなってしまう
危険性があるのです。やはり成人の患者さんもベタベタするのは
嫌なのでしょうね。ワイシャツを汚したくない気持ちはわかります。
もちろん、デュピルマブや経口JAK阻害薬は、単剤でもそれなりの
効果を発揮し皮膚状態を改善させる力を持っていますが、
治療の勝負は全身療法開始後の1ヶ月だと思いますので、
少なくとも寛解導入完了(全身つるつるスベスベ)までは
強めのステロイドをしっかり塗っていただきたいものです。