この研究会の大きな特徴としては、アレルギー診療に携わる医師のみならず、教育・保育関係者、栄養士さん、患者会の方々など、食物アレルギーに関わる様々な分野からの参加があることです。私は初期から参加していますが、以前は席にもっと余裕がありました。最近はもう会場満杯です。
気になるのは医師の参加数はそんなに増えていないのではないかということです。あくまでも見た目の印象なので、正しい認識ではないかもしれませんが・・・。
食物アレルギーへの対応は医療のレベルだけではなく、社会全体の問題として取り組む必要があり、そういう意味でもこの研究会は重要であると感じています。
「病気を診ずして病人を診よ」という言葉があります。病名ばかりに気をとられて、患者さんの姿が見えなくなり、医療本来の姿を見失う事を意味します。食物アレルギーの診療も幅広い視点から捉えたいものです。ただし、私の場合は、雑談ばかりで、病気が診えていないのかもしれませんが・・・(汗)。